araseyuta.web
http://homepage
.mac.com/araseyuta/ カテゴリ
以前の記事
2019年 02月 2017年 03月 2017年 02月 2016年 07月 2014年 01月 2013年 10月 2012年 06月 2011年 08月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 03月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 05月 2008年 08月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 02月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
先輩の公演を見に行った。 高円寺。 『明日に向かって歌え!! アテルイ/キャラバン西に向かう』 作・演出/大信ペリカン 企画・制作/SENDAI座☆プロジェクト 仙台公演 【 白鳥ホール 】 2010年11月2日(火)~14日(日) 東京公演 【 座・高円寺2 】 2010年11月17日(水)・18日(木) いわき公演 【 いわき芸術文化交流館アリオス小劇場 】 11月21日(日) 川西公演 【 川西町フレンドリープラザ 】 12月5日(日) 席についてから、 開演までの 30分間、 本当にいろいろな事を思い出した気がする。 仙台に行って、 わけもわからず演劇を初めて、 わけもわからない僕を受け止めてくれた 仙台演劇界。 そして、 そこで出会った演劇人の方々。 そこで出会った演劇。 そこで見つけた演劇観。 それは、人生観でもある。 舞台上で、 ちゃんと相手の役者と「会話」をしている その先輩の姿を見て、 初めての舞台で、 あの人と舞台上で「会話」できたことが どれだけ幸せだったことか、 今になって思い知らされる。 また、 「会話」がしたい。 『舞台上でちゃんと、相手と話しができるか』 結局、演劇はここに始まるし、 そこを突き詰めても突き詰めても 演劇の究極であり、原点なんだと 思い知らされる。 その先輩の言葉は、 ちゃんと相手と会話しているから ちゃんと客席まで届いてくる。 どんなに話が分からなくても、 そのエネルギーのやりとりだけは 伝わってくる。 これは 映像というメディアを通しては 絶対に分からないことだ。 目の前で繰り広げられる 舞台表現だから 伝わってくるものだ。 演出がどうだとか、 体の使い方がどうだとか、 生理に誠実に従っているかどうかだとか、 そういうことは各論で、 本質は 人と人のやりとりだって事を、 まじまじと感じることができた。 それは、 いい役者の いい言葉を聞いた、ってことだ。 僕が 演劇に携わっていたのは 学生時代のことで、 もう、 あれから5年近い月日が経っている。 それでも、 打ち上げで顔を合わせたときに、 挨拶させていただいたときに、 またこうして、 一緒に話しができることは、 その時に 交わさせていただいた言葉が、 一緒にものを作らさせていただいた経験が、 同じ現場を経験したつながりが、 ひとつひとつ、僕の歩んできた軌跡の 不連続な1点1点となって、 今に繋がっているからだ。 あの時の点は、 確実に、 現在地を示す点と、 繋がっている。 あの時の出会いは、 確実に、 現在の僕と 繋がっている。 それらの点は どこが原点か もはやわからない。 でも、 見方を変えれば、 座標変換をすれば、 いつだってどこだって僕の原点であって、 いつだってその点に戻ることはできる。 座標軸も歪んでしまって、 その頃見ていたように 物事を推し量れないかもしれないけど。 新しい座標軸に 移る点もあるかもしれないし、 もはや、 移らない点もあるかもしれないけど。 もう歪み過ぎて、 線形な座標変換もできず、 その変換式すら代数的に記述できないかもしれけど。 もしかしたら、 それを経験と呼ぶのかもしれないし、 それを成長と呼ぶのかもしれない。 時間が経つごとに、 経験が増えるごとに、 何かが見えなくなり、 何かが見えるようになる。 それでも、 点は繋がっていく。 少なくとも、 僕にとって 演劇に携わった経験という点は、 その軌跡だけでも僕の人生の 大きな部分を占めているし、 これからも その軌跡が 次の点に進むときに 影響してくるんだと思う。 シルシを付ける 現在地 ここが出発点 踏み出す足は いつだって 始めの一歩 『ロストマン』 BUMP OF CHICKEN
by araseyou
| 2010-11-18 01:53
| 演劇の日々
|
ファン申請 |
||